中総体が終わって、定期テスト対策が本格的に始まりました。
中学生たちはここが正念場で気合が入っているところです。
一方、15時30分からはジュニア(小1〜3)の授業をおこなっています。
中学生とは時間がずれているし、定期テストがないからのほほん…というわけにもいきません。
ししなご進学塾ではジュニアクラスの授業にも力を入れているからです。
実は、教育の効果は年齢が低いほど大きいということが知られています。
これは学力以外のことも含む、教育全般のことを示します。
ゆえに、小さい頃から塾に行けば万事OKということにはなりませんが、年齢が高くなるほど通塾割合が上がっていく傾向にあり、教育効果を示すグラフと反比例しているのが実情です。
もちろん、中学生・高校生からの通塾も遅くはないですが、間違った学習習慣が染み込んでいると大変です。
それを正すのは生半可なことではありません。
塾は学習指導のプロですから、「分かりやすく教える」ことは得意ですが、本人の学習習慣があまりにもマイナス方向である場合、指導に時間がかかることは間違いありません。
今日は当塾のジュニアクラスの指導について紹介します。
まず前提として、小1〜3年生は成績の上昇が目に見える形になりにくいです。
そもそも小学校では成績を出す機会自体が少ないです。
あってもまとめのテストくらいなもので、それもその時の子供の集中力で大きなブレが生じます。
それが、ジュニアの時から塾という選択が生じにくい理由でもあります。
ただ、目に見えていないだけで、ここで身につけた学習基礎はのちの子供の学習習慣の根幹になります。
特に、勉強がつまらないとここで強く認識してしまうことは、のちに大きく勉強の足を引っ張ります。
子供にとって長く椅子に座っていることは大人が思っている以上に苦痛です。
私自身もそうでしたからよく分かります笑
授業中何回もトイレに行って、なかなか帰ってこないタイプの子供でした笑
では、それを無理やり座らせていると、そのうち座れるようになるでしょうか?
私はそうは思いません。
子供のうちに多動気味だった子供は、学校で無理やり座らされているうちに座れるようになるではなく、成長とともに落ち着くということがほとんどです。
しかし、周囲の大人は子供の様子を見て焦ります。
例えば、お母さんは「これで大丈夫だろうか、いつか落ち着くだろうか」と焦り、つい強引にでも座らせてしまうかもしれません。
その気持ち、よく分かります。
学校の先生も、当然指導します。
座らないと他人に迷惑をかけると学ぶことは大事なことですし、1クラスの人数が多いですから、一人にそこまで構っている時間はありません。
私が学校の先生でもそうします。
結果的に子供は勉強をつまらないと認識してしまうことがあるわけです。
でも勉強って、座ってないとできないものでしょうか?
それってどこで決まったのかわからない、なんとなくイメージの中にある勉強です。
勉強は寝そべっていてもできます。
横になりながら歴史の漫画を読んだり、計算ドリルを見たっていいんです。
やらないよりはずっとマシですし、それで興味を持てば、書かなきゃいけない時はそれにふさわしい態勢をとるでしょう。
当塾ではそれを踏まえ、できるだけ楽しく勉強に参加してもらえるようにするための工夫を用意しています。
その一例が、バランスボール授業です。
(ホワイトボードの変な絵は気にしないでください…)
机と椅子を使った授業は学校で十分やっていると思います。
それも必要なんですが、塾でもそれじゃつまらないですよね。
なので、机はテストの時以外使いません。
椅子はバランスボールでポインポインしながら聞いてもらいます。
問題に答える時は前に出てきてもらい、ホワイトボードに書きます。
ただ、楽しくやるだけではなく、分かるようになるまでやります。
この前は長さの勉強をするために、塾の中のいろんなものを測りながら移動しました。
また、授業内で一度はゲームをするようにしています。
「アルゴゲーム」というものなのですが、大変よくできていて、子供の数学的論理力をつけるのに役立ちます。
運の要素もあるゲームなので、大人と子供が勝負しても、ある程度対等に戦えるのも魅了です。
これをやっていると、子供が数の大小の認識ができるようになり、その後論理的考察をするようになるのが手に取るように分かります。
他にも国語の授業は学年の垣根を排除したりと様々な工夫を実践しています。
塾で勉強を楽しんでもらうことで子供達が将来、定期テストや受験に前向きに迎える準備がしているのです。
先生は子供のテンションに合わせるのが大変だったりするんですけどね笑
一番短い授業なのに、一番疲れる授業でもあります笑
そんなわけで、今日も頑張ろうと思います!
読んでくださいまして、ありがとうございました!