宮城県の公立入試を突破するために必要なこと①〜内申点編〜

公立の高校入試には、都道府県ごとに特徴があります。

高校生に求めるもの、重視するものが、都道府県によって異なるのです。
内申点、学力、コミュニケーション力、表現力などの中で何を重視しているか、それを見極めることは、受験を突破する鍵となります。

今日は「宮城県の公立入試を突破するために必要なことシリーズ①」として「内申点」について詳しく説明します。
「内申点はたくさんあるといいんだよね?」というのは知っていても、どのように扱われているかを知っている人は少ないかもしれません。
内申点の扱いは、都道府県によっても異なるため、他の都道府県については詳しいけど、宮城のは…という方もいると思います。

ぜひそういう方にこそ読んでいただきたい内容です!

宮城県の公立入試は内申点が超重要!?

そもそも内申点とは学校で科目ごとにつけられる評定のことで、1科目につき1〜5の数字で表されています。
5に近づくほど良い点数で、国語、数学、英語、理科、社会、技術家庭、美術、音楽、保健体育の9科目の合計が最大45となります。
1年間の内申点の満点が45点であり、それが3年間分になるため、中学校生活の中で最大135点満点になります。

都道府県によって、この内申点の扱いは様々で、宮城県の場合は以下のようになります。

宮城県高校入試 【前期入試】での内申点の扱い

前期入試では内申点を「出願資格」と「点数」の両面から使用します。

前期入試は誰でも受験できるというわけではなく、「出願資格」の内申点を満たした生徒のみが受験できます。
ですので、内申点をある程度とっておかなければ、前期入試は受験することさえできません。
学校によっては内申点の基準がない学校もありますが、ごく一部です。

出願基準の一例:仙台西高校の場合

本校を志望する意思が強く、大学等への進学を希望するなど、明確な目的意識を持っており、学習活動や特別活動で牽引力を発揮する意欲にあふれていることを自己アピールでき、次の1、2のいずれかの条件を満たしている者

1 中学校1〜3年生の全教科の評定平均が3.8以上の者
2 中学校1〜3年生の全教科の評定平均が3.5以上で、次の⑴〜⑷の条件のうち1つ以上を満たしている者
⑴体育的・文化的な部活動において、県大会以上の大会に出場・参加した者
⑵体育的・文化的な学校以外の活動において、県大会以上の大会に出場・参加した者
⑶生徒会活動等の特別活動において中心となって活動したことを自己アピールできる者
⑷英検・漢検のいずれかにおいて、準2級以上の資格を取得した者

つまり仙台西高校なら、評定平均が3.8以上であるか、3.5以上で県大会などに出場していれば出願資格を満たすことになります。
何れにしても、ある程度の内申点が求められることになります。

「出願資格」を満たしても、内申点は大切です。
なぜなら、持っている内申点はそのまま点数として加味されるためです。

どのように点数として加わるかを説明します。
点数の計算方法は以下の通りです。

〔3年間の3教科(国・数・英)の評定値の合計〕+2×〔3年間の3教科以外の評定値の合計〕=225点満点

どういうことか分かりにくいですね!
下の例をご覧ください。

こんな感じで計算をするということです。

主要3科目以外の科目を2倍するんだ!と意外に思われる方もいるでしょう。
そうなんです。宮城県は副科目を大事にする高校受験なんです。

こういう都道府県は他にもたくさんあります。
例えば、東京都は主要5科目以外の4科目を2倍にします。
秋田県や香川県なども同様です。

受験科目以外も、しっかりと取り組むことのできる生徒が欲しいということが感じられる入試となっているのです。

宮城県高校入試 【後期入試】での内申点の扱い

後期入試では「点数」としてのみ扱われることになります。

その計算方法は以下の通りです。

〔3年間の5教科(国・数・英・理・社)の評定値の合計〕+2×〔3年間の5教科以外の評定値の合計〕=195点満点

前期入試とはちょっと違います。
2倍にする副科目から、理科と社会がなくなりました。

先ほどの例を見てみましょう。

となるわけですね。

前期入試よりは内申点の比重が軽くなっているのが分かると思います。
学力の要素が大きくなっているため、内申点の良い生徒でも全く油断することはできません。

また、後期入試は高校によって、①調査書重視型 ②同等型 ③学力検査重視型の三つに分かれています。
以下に例を挙げます。

※(調査書:学力検査)
調査書重視型(7:3) 全日制高校に該当なし
調査書重視型(6:4) 岩出山高校
同等型(5:5) 柴田農林川崎高校 大河原商業 柴田高校
学力検査重視型(4:6) 村田高校 名取北高校 仙台三桜 仙台南高校 仙台西高校
学力検査重視型(3:7) 白石高校 仙台一高 仙台二高

多くの高校が学力重視型になっていることが分かります。
これは前期入試が内申点を重視するため、後期入試は学力を見ましょう、ということだと言えます。

前期入試、後期入試何れにしても、内申点は非常に重要です。
しかも、どちらの入試でも副科目が2倍されるため、ここで手を抜いてはいけないことが分かります。

1年生から気を抜いてはいけない

先ほど説明した、内申点の仕組みですが、一年生の内申点から計算をしていました。
それはもちろん宮城県の高校入試が中学校1〜3年生までのものを見るからなのですが、実はこれ、都道府県によって異なります。

例えば神奈川の入試は2年生、3年生の内申点のみを使います。
しかも3年生のものは2倍にして計算します。
埼玉県でも高校によって違うものの、ほとんどの高校が3年生の内申点を重視します。
岩手県なんかでもそうです。

もちろんこれも都道府県によって異なるのですが、宮城県は1年生〜3年生までを均一に評価します。
つまり、3年間頑張った生徒を重視するということです。

中学校1年生は右も左も分からない状態で、定期テストを受けることになるので、ここのスタートダッシュがかなり大切になるということが言えます。

どちらが良いかは生徒によって違いますが、中1・2年生の態度を改めて、3年生で頑張るというのは、宮城県の場合、大きな効果をもたらしません。(もちろん大切なことですが)

ですので、3年間の過ごし方を考えた上で中学校生活に入ることが大切です。

最後に

内申点について色々と書いてみました。
すごく端的に言えば、宮城県は内申点が非常に重要で、中1からの頑張りが見られるということになります。

宮城県の入試について、これが知りたいというような要望がございましたら、コメント欄か、お問い合わせの欄から送っていただけるとありがたいです!

受験って意外と分かりにくいところがあったりしますから、このブログの中で、明確に書いていければ良いなと思います!

読んでいただいてありがとうございました!

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