中学生や小学生に「勉強しなさい」と言ってはいけない!と色々な本に書いてあります。
そう言う論調が強くなると、「でも、何も言わなかったら本当に勉強しないし…」と悩んでしまう事もあるかもしれません。
また、結局やるのは本人だから、保護者にできることが少ない…なんていう悩みもあるでしょう。
受験でも、本人もやる気満々で、お母さんもやる気満々!でもやるのは本人だから、保護者は何をやってあげられるのか…という相談を多く受けます。
今日はそれについて、私なりに書いてみたいと思います。
保護者ができる最大の学習サポート
私は親ができる学習サポートは2つあると思っています。
それは、
夜更かしをさせないこと
ご飯を食べさせること
なーんだそんなことかと思われたかもしれません。
でも、これってものすごく大事なことです。
私は、寝不足の生徒で成績がすごく良いという例をみたことがありません。
夜にYouTubeの動画をみたり、ゲームをやったりして寝不足になってしまうと、次の日の勉強は何も身に入らないことになります。
授業中に寝ないから大丈夫!っていう話ではないんです。
起きていても、授業が頭に入ってきません。
眠い状態で勉強しろなんて、こんなのは拷問みたいなもんです。
私には絶対にできません。
夜に遊んで、昼に休憩して、夜に遊んで…となってしまうと、成績が上がる方が不思議というものです。
だから、もしお子さんが夜型の生活になっているなら、それは絶対に脱却させるべきです。
そして、それは家でしか解決できない重要な学習サポートと言えるでしょう。
ご飯に関しても、朝ごはんをちゃんと食べさせるというのは、夜型の生活にさせないことに繋がります。
女の子だと体系を気にしてご飯をセーブしたりするかもしれませんが、体を作るのは食事ですから、しっかり食べさせましょう。
親の姿をみて子は育つ
あと一つ、親ができることがあります。
それは、親自身も毎日の仕事や家事、生活の中で頑張っている姿を子供に見せることです。
例えば、家に帰ってきたお母さんやお父さんが、仕事の愚痴や同僚の陰口ばかりしていたら、社会に出て頑張ろうという気なんか起こりません。
お母さんとお父さんが喧嘩ばかりしていたら、将来家庭を築こうなんて気持ちが起こるはずがありません。
勉強は、社会に出て自立するためにするものです。
社会人ってつまらなそう…って思っている子供が、勉強を一生懸命するはずがありません。
その勉強の先に面白そうな未来は待ってないと感じているわけですから。
社会に出て楽しそうに仕事をしているお母さんやお父さんの姿を見れば、子供も自立に向かって歩み始めるでしょう。
家の人たちがみんなグータラしている中で勉強するって至難の技です。
そういう中で、子供にだけ「勉強しなさい」って言ってみたところで、効果はなさそうです。
欲を言えば、親が読書を子供の前でしたり、ペンを握って何か検定の勉強ができれば最高だと思います。
お母さんは漢検の2級受けるから、一緒に勉強しよう!なんて始まれば、小学生は一緒に頑張れるかもしれません。
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待つことも大事
勉強というのは、子供のステータスの一部にすぎません。
勉強は苦手だけど、他の長所を持ってる子供はたくさんいます。
大切なことは、子供が最終的に納得のできる形で自立することです。
子供が親の姿をみて、自立したいと思えば、あとは何で自立するかだけの問題です。
その過程で勉強が必要ならすれば良いし、そうでなければ、勉強に割く時間を別のことに使えば良いと思います。
親が子供のことで不安にある気持ちはよくわかりますが、それをグッとこらえて、むしろ自分の素晴らしい後ろ姿を見せることに注力しても良いんじゃないかなと思います。
「子供を変える」よりも「自分が変わる」ことの方が大事だったりするのかもしれません。
私自身も頑張らないとな…生徒たちにかっこいい姿を見せられるよう頑張りたいと思います。
読んでいただいてありがとうございました!
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