「勉強する意味」を聞かれた時に私はこう答えます!

なんで勉強しないといけないの?

子供に聞かれるとちょっとドキッとするかもしれません。
「将来の選択肢を広げるため」とか「夢を叶えるため」とか、そういう模範回答は思い浮かびますが、ちょっとスッキリしないような気がします。

だって、勉強ってかなり大変なことですよね。
ある日程までに覚えるべきことを効率的に覚えていかなければいけません。
しかも自分のベストというより、他人と比較して高い順位を目指さないといけません。

辛いなって思わずに楽しんで勉強してもらえれば一番いいですが、部活や遊びの中で勉強が後回しになってしまうこともあると思います。

そんな時、なんで勉強しないといけないの?という疑問が湧いてくるのは当たり前ですよね。
それについて、私の主観を書いてみたいと思います。

勉強の理由

私は塾の先生として、そのように子供に聞かれた時、「将来お金を稼ぐため」だと答えることに決めています。

義務教育って子供が将来自立して生きていけるようになるためのものだと思うんです。
だって義務教育をすべての子どもに受けさせるために国は子ども一人当たり年間80万円〜100万円近くの税金を投入しています。

これって、言葉を濁さずにいえば「投資」と同じだと思います。

将来国を支えてくれるであろう子どもたちに高い能力を身につけて自立してもらい、社会の担い手になって欲しいということです。
つまり教育の目標は「自立」にあると言えます。

自立のあり方は様々ですが、多くの場合において期限内に成果を出すことや技能を習得することが求められます。
そのバロメーターを勉強で示すことができるということなのだと思います。
国が違えば自立に必要なものは異なりますが、日本においてはそれが「勉強」なんですよね。

でも、教育ってこの「自立」という現実を隠している側面があるように思うんです。
彼らは高校生、大学生から社会人になれば税金を納める立場になり、自立を促されます。
今まで学校という環境に守ってきてもらったのに、急に「もう大人なんだから」「いつまで学生気分なんだ」なんて言われてしまう。

「自立」の準備をしてこなかったら、子供はそこで戸惑ってしまいます。
学校を出ても自分で立って歩いていける力が勉強と言えるでしょう。

「お金=悪」ではない

お金が汚いものっていう教育は子供にマイナスの効果を与えるのではないかと考えています。
欲をかかず、お金を欲しがってはいけないというような教育は意外と多いように見受けられます。

テレビの政治家などによる着服や賄賂の問題なんかをみても子供達は「お金」というものに対して消極的になりがちなのかもしれません。

しかし、どんなに「お金」から子供を遠ざけてみたところで、社会に出れば資本主義国の日本で生活する限り、やはり「お金」と向き合わないわけにはいけません。

もちろん「お金がすべてだ!」なんていうのは極論です。
というよりも事実ではありません。
だって現実にお金で得られないものはあるわけですから。

でも、「お金なんて大した問題じゃない!」というのも逆の意味で極論です。
これも事実とは異なります。
だってお金で得られるものは多くありますから。

夢や希望という言葉に逃げない

私たち大人はつい子供達に「夢」「希望」という言葉を使ってしまいます。
子供の時から悲観的に物事を捉える必要は全くありませんし、夢を叶えるチャンスが子供の時の方が多いのは事実だと思います。

でも、現実をしっかりと見据え、それを伝えていくことが必要な場面があります。
「才能なんて関係ない」「夢は絶対に叶う」など、そういうことばかり伝えても、現実とのギャップに悩まされてしまうことになります。
「才能は関係ある」し「夢は絶対に叶うとは限らない」のが現実ですから。

ただ、その現実を踏まえた上で自分の考えを伝えることはできるはずです。
「才能は関係しているけど、努力は続けないといけない」とか「夢は絶対に叶うとは限らないけどできる限り頑張ってみろ」とか。

夢や希望という言葉を使って、子供の質問を煙に巻くことをせず、現実を踏まえた上で自分の意見を伝えれば、子供は自分で解釈をします。

最後に

私は「もっと悲観的であれ」と思っているわけではありません。
現実を伝え、その上で子供に意見を伝えてあげることが必要なのではないかと考えています。

また、なんで勉強しなきゃいけないの?に対する答えを私は知りません。
あくまで私はこう答えるということです。

学力を子どもにしっかりとつけてもらい、子供達が将来自立して生活するためのお手伝いができればいいなと思います。
そういう気持ちで、これからも生徒と接していきたいと思います。

読んでいただいてありがとうございました!

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